看護師が仕事をするときには専門の診療科を決めることになります。まだ全体像を理解していないうちに決めなければならないことが多く、後になって他の診療科に転職することも稀ではありません。その中に産婦人科を選んで転職するケースがも多くあるようです。転職した理由の例として代表的なのが、自分にとって身近な内容の仕事をしたいと考えたというものです。妊娠や出産、女性に特有の病気などを扱っているのが産婦人科の特徴で、どの年齢層であっても興味のある内容が豊富になっています。

専門の診療科が決まるとその診療科で必要とされる看護のノウハウだけでなく、医師と円滑にコミュニケーションを取れるように医療知識も付けなければなりません。それが大変に感じられてしまう人も多いですが、興味のある内容なら意欲的に習得できます。そのような考え方から産婦人科なら専門にできると考えて転職しているのです。

また、別の例として自分が出産を経験して産婦人科で働きたいと思うようになったというケースもあります。さらに細かな理由はケースバイケースですが、自分がお世話になった看護師が輝いて見えたので自分もその姿を目指したいと思った、現場を患者の立場から見てみて自分が働きたいと思うような環境が整っていたというのが典型的です。また、自分の出産の経験を生かして適切なアドバイスができるだろうと考えて転職する看護師もいます。女性に密接に関わっている診療科だからこそ目を向けられることが多いのです。