産婦人科で看護師として働いていて将来はキャリアアップを考えているならば、いくつかおすすめの資格があります。まず、新生児の誕生時に胎外呼吸循環へと上手く移行できない場合に、心肺蘇生の方法を教えるインストラクターの資格が存在します。NCPRという資格を持っていれば、講習会などで新生児に心肺蘇生を行う方法を教えることができます。海外に存在する学術団体のコンセンサスを基にしてガイドラインを作成しているため、資格を取得すれば国際的な技術と理論を学べるのが魅力です。

次に産婦をケアするための資格を探しているならば、日本アロマセラピー学会認定看護師の資格がおすすめです。産婦がリラックスするための環境を作るなど、臨床で利用できるアロマセラピーの正しい知識と技術が習得できる資格です。医療的な観点からアロマセラピーが影響を深深に及ぼすのか説明できるようになるので、患者に安心感を与えることができます。

さらに、不妊に悩んでいる夫婦に情報提供を行ったり、カウンセリングを行う不妊カウンセラーの資格も存在します。不妊治療や生殖医療の分野の知識が必要な資格となっており、取得のためには養成講座を受講することが必須です。同じ学会が主催している資格として、体外受精コーディネーターもあります。この他、産婦人科の看護師が取得しておと良い技術としてベビーマッサージなどがあり、全国で講習会が実施されています。興味がある分野を探して技術を磨いていくことで、産婦人科の看護師のスペシャリストを目指すことが可能です。